『笑顔のゲンキ』






タマゴが先かニワトリが先か?



さわやかな朝の日差し、頬を撫でて行く心地いい風、弾んでくボール、滑ってくスケー
トボード、聞こえる歓声、これからの段取りについて打ち合わせる真剣な横顔。

機材待ちの間思い思いの時をすごすメンバー達、を横目に僕は屋外撮影用に張られた日
除けタープの下から抜けるような青空を睨んでる。
空模様と反比例するかのようなローテンション。いつも自分ひとり遅れてやってくる花
粉症、慢性の睡眠不足、昨日食べた過去最低レベルのカレーらしき物体。

活動的に動き回ってるみんなが自分と違う種類の生き物に思える。

「元気やなー、ちょっと分けて欲しいわ…ぎょうさん余ってるみたいやし」

思わず漏れた独り言。

「切替えんとなぁ」

仕事にこの空気を持ち込みたくはないし絶対そんな事しないけど、切替えるには若干エ
ネルギーが足りない。

はあー
溜め息ひとつ。なけなしの体力を温存する為目を閉じた。





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