メッセージ / PRELUDE


夢を見て飛び起きた。ライブの夢を。いつもと同じにとんではねて完全燃焼…だけどそのあとが。

 

いつもみたいにみんなして一列になって手をつないで、だけどリィダァが叫んだのはいつもみたいに
WE ARE TOKIO!!!!じゃなく………… WE WERE TOKIO !!! だった。

 

似た響きだけど、決定的に違うコトバ。TOKIOだったってなんだよ!…………だった、って。

聞き間違いかと思ったけど、一人おろおろ立ち尽くしてる俺を尻目に「じゃぁ」とか片手をあげて

言ったあとみんなくるりと俺に背を向けそれぞれ違う方向に歩きだそうとする。

 

え?

なんで?

 

うそでしょ?

なんでそんなみんな前もって打ち合わせしたみたいに落ち着いていられんの?

 

 

 

ながせ?

 

た    いちくん?!

あにぃ?!!!

 

 

 

 

リィダァーーーーーー!!!!

なんでだよっ!!

 

 

 

 

そう目いっぱい叫んだところで…目が覚めた。

 

 

 

 

 

心臓がこれ以上ないってくらいにばくばくいってる。

なんだよ、これ。

気がついたら俺はベッドの上に跳ね起きてパジャマ代わりのTシャツの胸元を

つかんでた。

 

はぁはぁはぁはぁ

 

 

 

クールダウンしたらちょっとずつ状況が見えてくる。

ここは俺の部屋だ。

 

 

 

 

ゆめ か………………………。

 

 

 

 

ふぅ

 

一人だけの部屋、遠慮なく大きな溜息をついて腕で汗をぬぐう。

気づけば俺は汗だらけ、だった。

 

 

ベッドのヘッドボードの時計を確認。

 

Am 3:57

 

 

セーフ。よかった、まだ夜明け前だ…。正夢なんかじゃない。




気分を変えよう、このままじゃ駄目だ…熱いシャワーでも浴びて気分を変えよう。




ジャズもマリブも寝静まった物音一つしない部屋。
ちょっと落ち着いてきた頭、だけどまださっきのシーンの衝撃はでかすぎて。
エアコンの効いた部屋なのにまた滲んできた汗をぬぐってこぶしを握る。


正夢になんかさせるか。
ぜってぇさせねぇ!


携帯をとりあげる。
見つけてからずっとこの日にみんなに見せてびっくりさせてやろうと用意してあった写真を表示して
みんなに一斉送信する準備をした。
あとは、これを狙った時間に送信するだけ。


どうか俺のメッセージ受けとって?



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