--研究室へようこそ--02 coffee break なつっこい大型犬と華奢な飼い主コンビ(あれじゃあ『トモ』が全力を出しゃあ引きず られんのは間違いなし、だよな)とのハプニングのあと足を向けた喫茶コーナーのコー ヒーはたしかに美味かった。 さあ仕切り直し。 あと25分か。 しかしよく考えたらなんで大学構内に犬がいたんだ? 別に周りから浮いてる風もなく存在してた(それどころか『トモ〜』なんてキャンパス を歩く学生から声がかかったりしてた)あいつ…もしかして獣医学科とか併設されてて そこで飼われてるんだろうか。そういや『馬がごくフツーに構内をぱかぱか歩っててた まにびびる』なんてメモの主が言ってたのを聞き流したような気も…。 さっきの存在の不可思議に気をとられてるうちに本題を忘れかけてた。 わ、あと10分ちょいしかねぇ。 もう一度アポ相手の資料をチェックしといた方が無難かな。 ぇぇと…。 俺はカバンからクリアファイルを取り出した。
何度目を通しても四角四面、なんだかとっつきにくそうなプロフィール。 ん? 奴から渡された資料の底に粒子の粗い写真のコピーが隠れてた…モノクロかよ、顔のあ たりコントラストでほとんど潰れてんじゃん。 こっちに興味なんてひとかけらも有りません、そんな感じでにこりともせず左下を向い た男の横顔。 ん? 一瞬脳裏をちらりと何かよぎったような…。 んな訳ねぇか…もう一度腕時計を確認して立ち上がる。 どうかこれから面会に行く助教授がガチガチ頭な堅物じゃありませんように。 03 出陣→ *** 知恵を絞ってもこのレベル;なプロフィール、でした・・・。 ブラウザを閉じてお戻り下さい。 |