2014031mail:taichi
長い、これまでにないくらい長く感じた一日はリーダーとメンバー、それからスタッフみんなの泣き笑いの滲むような笑顔で幕を閉じた。ずっと走ってるあの人のことに集中してたからかみんなと別れて家にかえってもまだ感覚の一部はあの人とともにあるようなそんな気がする。
なんとか無事に解放されて帰り着いたかな?スマホを取り上げたけどしばらく考えてテーブルに戻した。これは俺の役割じゃない気がする。
メールと言えばさっきゴール後にマネから携帯を受け取ったリーダーが確認して『うわ、なんやこのメールの数。アドレス帳にある人全部から来たとかいうんやろか、もしかして』って目を丸くしてたけど、そりゃそうでしょ。あのがんばりを見届けたらみんなねぎらいの言葉をかけたくなるだろうし、感じた気持ちを伝えたくなるだろうし。特に直接リーダーのアドレスを知ってるような人なら尚更。
俺んところにさえ『すごかったです』とか『この感動をぜひリーダーに』なんてメールがたくさん飛んできてるくらいだから……リーダーのアドレスを知らないからって俺はあの人のマネじゃないけどな。
「わかった、わかった。伝えとくよ、今度」
メール画面につぶやくともなしにつぶやいたら、お?またメール。
今度は誰だと開いたら……。
「ぇ、リーダーっ?!」
さっきメールしようとした、ついさっきまで『40代の星』と言われていたあの人からで、思わず声がひっくり返った。
丁寧に今までのサポートの礼とこっちにも及んでるかもしれない諸々の影響への詫び兼気遣いと…。
もう、そんなことしてたらハゲるよ?!今日一日はふんぞり返ってたって許されるだろうに。
でもまあ、これぞリーダーって気もするから不思議だ。
だから、しばらく考えて綴ったねぎらいの文にこないだ作ったお気に入りの曲の種を添付した。マラソン完走お疲れ様、そんな気持ちを込めて。『よろしくね』なんて顔文字添え。
これでまたミュージシャンモードに戻れるでしょ?それを祝して。
たのしみにしてるからね、綺麗な花が咲くといいな。
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